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病名は聞いたことがあるけれど、それがどのような病気なのか詳しくは分からない...
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メタボリックシンドローム (社会保険紀南病院 副院長 赤木 秀治) 2010年12月掲載

 メタボリックシンドロームとは、内蔵脂肪蓄積の結果、高血圧、糖尿病、脂質異常などの動脈硬化危険因子を複数合併し、心筋梗塞や脳卒中などの動脈硬化性疾患を発症しやすくなった状態を言います。

 厚労省の調査によれば20歳以上では、男性の24%、女性の12%が該当し、その半数以上は治療を受けていません。超高齢化社会を迎える日本にとってはとても心配な数字です。 そのため政府は、予防目的で昨年度から特定健診・特定保健指導を始めました。いわゆる「メタボ検診」です。これにより将来動脈硬化性疾患の発症を抑制できると考えられています。

 高血圧、糖尿病、脂質異常はいずれも自覚症状がほとんどないことが特徴なので、日ごろから肥満にならないように食事に気を付け、運動する習慣を身に付けること、そして定期的にメタボ検診を受けることなどが大切です。

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