ヘルスケア情報


HOME >> ヘルスケア >> 疾患解説コーナー >> 口内炎
病名は聞いたことがあるけれど、それがどのような病気なのか詳しくは分からない...
そんな病気や治療方法などを解説しています。

口内炎 (社会保険紀南病院 歯科口腔外科部長 大亦 哲司) 2010年12月掲載

 疲れやストレスが溜まっているとき口内炎ができて、痛くて食事もできない。
 こんな経験ありませんか? いろんな原因で口内炎はできますが、食事中などにできたごく小さい傷が,ストレスで唾液分泌が減少したり、疲れて免疫が低下していると、細菌がそこで繁殖し炎症や潰瘍を起こすが多いようです。

 治療にはステロイド軟膏や貼付薬がよく使用されますが、痛みを和らげる対症療法で治癒促進には働きませんので必要最小限にとどめるべきです。うがい・歯磨きで口腔衛生状態を保ち、口腔乾燥しないようし、バランスのとれた食事をする(特にビタミンB群摂取)、疲労やストレスが蓄積しないように睡眠をとる、などが予防にも有効です。治りにくい口内炎が実は癌だったということが多く、二週間以上なおらないときは専門医の受診をおすすめします。

Copyright © Since 2001 Kinan Hospital. All Rights Reserved.