薬剤部紹介



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薬剤部の紹介

部長メッセージ


 紀南病院薬剤部のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
 私たち薬剤部は、調剤業務に加え、病棟での薬剤管理指導、無菌調製、抗がん剤の安全な調製、多職種チーム医療への参画など、 幅広い場面で患者様の治療を支えています。お薬に関する不安を少しでも和らげ、 安心して治療を受けていただける環境づくりを大切にしています。
 薬剤部には、互いに学び合いながら成長できる仲間がそろっており、一人ひとりが責任を持って業務に取り組んでいます。 より良い体制づくりや若手薬剤師の育成にも力を入れ、地域医療を支える専門職としての役割を果たしてまいります。
 これからも、患者様にとって頼れる存在であり、地域の皆さまに気軽に声をかけていただける薬剤部を目指して努力を続けてまいります。 どうぞよろしくお願いいたします。
令和8年1月 薬剤部部長 小山 晃生

 

基本理念

紀南病院の理念に基づき、優しさと信頼を大切にした薬剤業務を遂行し、薬物療法の安全性と質の確保に努めます。

 


基本方針

〇患者様の個人情報を適切に管理し、有効かつ安全な薬物療法を提供します。
〇薬剤部の専門性を生かし、チーム医療に貢献します。

 


薬剤部の紹介

薬剤師 薬剤師:15名(うち非常勤1名)
薬剤助手:2名


勤務体制


勤務時間 *月曜日〜金曜日 8:30-17:15 (休憩含む)
*薬剤部は24時間対応:夜間・休日は1名体制(交代制)
*宿直は代休あり
休日 土日、祝日休み

 


業務紹介



中央業務では、院内で使用するすべての医薬品を安全かつ確実に供給するため、調剤・製剤・在庫管理・品質管理などの基幹機能を担っています。 患者様に最適な薬物治療を提供するため、専門性と正確性を重視した運営を行っています。

1. 調剤業務
 医師の処方に基づき、内服薬・外用薬・注射薬などを正確に調剤します。薬剤師が処方内容を丁寧に確認し、 相互作用や投与量の妥当性をチェックすることで、安全な薬物療法を支えています。

     


2. 医薬品管理
 院内で使用する医薬品の在庫管理、品質管理、使用期限の確認を徹底し、安定した供給体制を維持しています。 緊急時や災害時にも対応できるよう、必要な医薬品を計画的に備蓄しています。

3. 製剤業務
 市販品では対応できない患者様個別のニーズに応えるため、院内製剤の調製を行っています。 小児用製剤、外用剤、無菌製剤など、多様な製剤に対応し、治療の選択肢を広げています。



 外来・入院を問わず、患者様の抗がん剤を無菌室で安全に調製しています。
 当院では屋外排気型の安全キャビネットを使用し、無菌的な環境を維持しながら調製を行うことで、 薬剤の汚染リスクを取り除くとともに、調製者の曝露防止対策も高いレベルで実現しています。
 また、クリーンルーフ下では高カロリー輸液(TPN)の無菌調製も行い、配合変化や微生物汚染のリスクを最小限に抑えています。
 これらの無菌調製業務は、治療効果を最大限に引き出し、患者様の安全を守るために欠かせないプロセスです。 薬剤師は専門的な知識と高度な無菌操作技術をもって、「安全に投与できる状態に整える」最後の工程を担い、医療チームの一員として治療を支えています。





病棟薬剤業務と薬剤管理指導業務は、患者様が安心して治療を受けられる環境づくりに欠かせない役割を担っています。

病棟業務
 入院患者様に安全で質の高い薬物療法を提供するため、各病棟に専任の薬剤師を配置しています。薬剤師は患者様の治療状況を把握しながら、医師・看護師と密に連携し、 持参薬の鑑別や薬歴管理を行います。相互作用・重複投与・副作用などを確認し、患者様にとって最適な薬物療法が行われるよう支援しています。
 また、抗菌薬をはじめとする一部の薬剤については、有効性と安全性を高めるために血中濃度を解析し、治療に必要な情報を医師へ提供するTDM(治療薬物モニタリング) も実施しています。患者様一人ひとりに合わせた治療計画の提案を通じて、より安全で効果的な薬物療法の実現に貢献しています。



薬剤管理指導業務
 薬剤師が病室を訪問し、薬の説明や服薬支援を行います。患者様の状態や治療内容を踏まえ、 医師・看護師と連携しながら、薬剤の適正使用と安全性向上に努めています。




 チーム医療とは、患者様一人ひとりに最適な医療を提供するために、さまざまな専門職が目的や情報を共有し、互いに連携しながら力を発揮する医療のかたちです。

 医師・看護師・薬剤師・リハビリスタッフ・栄養士・ソーシャルワーカーなど、多職種がそれぞれの専門性を生かし、患者様の状態や治療方針に応じて役割を補完し合います。

 薬剤師もその一員として、薬物治療の安全性・有効性を確保するため、処方提案や副作用の評価、無菌調製、服薬支援など多岐にわたる場面で関わっています。

 チーム全体で情報を共有し、同じ方向を向いて治療に取り組むことで、患者様にとってより安心で質の高い医療が実現します。

感染制御、抗菌薬適正使用チーム
感染制御認定薬剤師が、感染症サーベイランス、抗菌薬の適正使用推進、教育・啓発活動を行っています。

栄養サポートチーム
栄養サポートチーム専門療法士として、静脈・経腸栄養の処方設計や栄養管理の最適化を支援し、患者様の治療効果と安全性を高めています。

褥瘡対策チーム
創傷治癒を促す外用薬や栄養・薬物療法の最適化を支援し、褥瘡の改善と再発予防に貢献しています。

緩和ケアチーム
痛みや副作用のコントロールに最適な薬物療法を提案し、患者様が少しでも安心して過ごせるよう支援しています。

糖尿病教室
血糖管理に必要な薬の正しい使い方や副作用対策をわかりやすく説明し、患者様が安心して治療を続けられるよう支援しています。

医療安全
投薬ミスや副作用リスクを未然に防ぐための仕組みづくりや安全対策を担い、医療現場全体の安全性向上に貢献しています。



薬剤部では、医療の進歩に対応できる専門性を育むため、体系的な教育体制を整えています。
定期的な部内勉強会に加え、看護部をはじめとする他職種との合同勉強会を実施し、チーム医療に必要な知識の共有と連携強化を図っています。
また、地域薬剤師会とも積極的に連携し、地域の薬局薬剤師と情報交換や研修を行うことで、地域全体の薬物療法の質向上にも貢献しています。

認定薬剤師
日病薬病院薬学認定薬剤師:7名
日病薬感染制御認定薬剤師:2名
日本薬剤師研修センター認定薬剤師:2名
薬学教育協議会認定実務実習指導薬剤師:5名
日本アンチ・ドーピング機構公認スポーツファーマシスト:2名
日本栄養治療学会認定栄養サポートチーム専門療法士:1名
和歌山県地域糖尿病療養指導士:1名
妊娠と薬情報研究会認定Expert:1名
DMAT:1名

日常業務で得られたデータを解析し、学術大会での発表や情報発信にも取り組んでいます。
これらの活動は、薬剤部全体の専門性向上と医療の質の向上につながっています。

【2025年の成果】

主催者 演 題
第46回
日本病院薬剤師会近畿学術大会
病棟薬剤業務における病棟看護師の評価
〜タスクシェア・タスクシフトに向けて〜
第10回
日本がんサポーティブケア学会学術集会
Gemcitabineによる血管痛対策としての5%ブドウ糖液の有効性に関する検討
63回
癌治療学会学術集会
アドヒアランス不良の独居・高齢患者に対し、服薬支援シートによる介入を試みた1症例
第14回
田辺・西牟婁地域薬薬連携講演会
当院で長期にわたり治療継続出来ている
HR(+)HER2(−)乳がんの1例
第15回
田辺・西牟婁地域薬薬連携講演会
RSワクチンについて
第17回
田辺・西牟婁地域薬薬連携講演会
地域での後発医薬品・バイオシミラー活用にむけて
第19回
田辺・西牟婁地域薬薬連携講演会
腎細胞がんにおけるニボルマブ+カボザンチニブ併用療法施行患者への薬剤師による副作用マネジメント

 


新人教育体制

 新人薬剤師については、2年間の教育プログラムを通じて段階的に成長できる仕組みを整えており、詳細は下記にて紹介しています。



新人教育プログラム
 *新人教育は個人の習得度に合わせてすすめます。


薬学教育・実務実習
 薬学部5年次の実務実習生を受け入れ、薬学教育モデル・コア・カリキュラムに沿った実習を行っています。

 実習終盤には、当地域で実習を行った学生による合同成果発表会を開催し、大学・薬局・病院の先生方にも現地またはオンラインで参加いただいています。

 


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