当科では、紀南地域における泌尿器科診療の中心的役割を担うべく日常診療に取り組んでおります。泌尿器科悪性疾患の手術療法に関しては先進医療を積極的に取り入れており、平成30年2月より県下で3施設目のダヴィンチ手術(ロボット支援手術)を導入し、これまでに多くのダヴィンチ手術の経験を有しています。
令和4年度は、前立腺癌のみならず腎癌症例に対するダヴィンチ手術実施の保険収載の資格認定も取得し、令和5年1月には最新のダヴィンチXiに機器を刷新して、さらなる術式改善などに取り組んでおります。
また良性疾患に関しても、尿路結石に対する細径の尿管ファイバーを用いた砕石術や、前立腺肥大症に対するレーザー核出手術(HoLEP)などを行っております。
当科の治療を要する患者さんは、年々高齢者の方が増えております。先進医療を一方的に押し付けるのではなく、生活の質(QOL)の維持も重視し、個々の患者さんのニーズに応じた治療法を提供できるよう心がけております。 |
内視鏡手術(膀胱、前立腺など)、腹腔鏡手術(腎、副腎)、結石破砕装置、経尿道的砕石術、腹部超音波検査、超音波下前立腺針生検、尿道ステント留置術、排尿障害、尿失禁に対する排尿機能検査及び手術、電子スコープによる痛みを伴わない内視鏡検査 |