救急部(ER)は、救急車で搬送される患者さまのみならず、自分で来られる患者さままで、すべての患者さまを受け入れ、直ちに重症度を判断し治療を行う部門です。
その後は、必要に応じて各科専門医にコンサルトし、高度な治療を行います。
当院のERは、患者さまが困った時には「いつでも、誰でも、どんな病気でも受け入れる」、患者さまの立場に立った医療を供給する体制をとっています。
救急専従医師と救急専従看護師が各科医師の協力のもとに救急外来をERとして運営し、可能な限り全ての患者さまに対応できるような体制を築いていきたいと考えております。
但し、現時点では当院には脳神経外科医と呼吸器外科医が不在でこれらの該当疾患には対処が困難ですので、これらの患者さまには近隣の適切な病院を紹介しています。
令和5年の救急部受診者総数は5,580名で、うち入院1,076名、救急車搬送2,480名でした。
当院は救急救命士の実習病院としても機能しており、多くの実習生がERで実習を受けて現場で活躍しています。さらに当院は和歌山県災害拠点病院でもあり、年に最低1回救急部を中心に災害訓練を施行しています。
阪神淡路大震災や東日本大震災、さらには熊本地震を経験して、災害に対する日頃からの備えを充実させています。
また、和歌山県DMAT(災害派遣医療チーム)指定病院でもあり、救急部部長、救急看護認定看護師もDMAT隊員であります。 |